ふるさと納税と住宅ローン控除を併用する際に、確定申告をすると損をする場合があるから注意が必要です。
住宅ローン控除額が所得税額➕住民税の控除できる最大額(現在の制度では9万7,500円あるいは所得の5%の低い方)のギリギリあるいは控除しきれない場合、確定申告すると損する可能性があります。
確定申告の場合、所得税と住民税の両方から控除されることになります。所得税額の計算時にふるさと納税の控除額も加わることになるので、所得税額が少なくなり、住宅ローン控除で引ききれない額が増えます。結果として住民税でも控除しきれず、控除できなかった分が自己負担分となってしまいます。
この場合、ワンストップ特例制度を使える方はこちらを使って申請をすれば、自己負担が減る可能性があります。ワンストップ特例の場合、ふるさと納税の控除は全て住民税の方から行われ、住宅ローン控除の住民税控除額に影響を及ぼさないためです。
実際にこの事実に気付かず、去年まで確定申告をしていた影響で、数千円損をしてしまいました。
慎重に税金の計算を行ないましょう。
いい教訓になりました。
税金の制度は複雑すぎます。しかも毎年変わります。覚えきれないですね。税理士さん尊敬します。