不動産に関して全くの未経験の状態から、宅建試験に一発合格できるポイントについて解説していきます。
結論は、テキストよりも問題演習に力を入れ、毎日ちょっとでもいいから進めるです!
宅地建物取引士とは
まずは、宅地建物取引士について解説します。宅地建物取引士(以下、宅建士)は、不動産取引における重要な国家資格です。
宅建士のみができる業務
宅建士は、以下の業務を独占的に行えます。
- 重要事項の説明と重要事項説明書への記名(宅建業法35条)
不動産取引における重要な事項の説明は宅建士でなければできません。 - 契約書への記名(宅建業法37条)
契約書の作成そのものは誰でも構いませんが、記名は宅建士である必要があります。
資格取得方法
受験資格
- 年齢や学歴による制限はありません。受験には実務経験も必要ないため、他業種にお勤めの方でも受験可能です。
試験概要
- 試験日:10月の第3日曜日に実施(年1回)
- 実施時間:2時間
- 問題形式:50問(4肢択一式)
- 合格基準:例年36問前後、おおむね合格率が15~18%になる点数になります。
- 受験者数:25万人前後
試験科目
出題範囲が決まっており、以下の範囲で出題されます。
- 権利関係(民法など)14問
- 宅建業法 20問
- 法令上の制限(都市計画法・建築基準法など)8問
- その他関連知識 (税など)8問
宅建試験合格に向けてのポイント!
宅建試験の合格へのポイントを4つご紹介します。
私はこのポイントを意識しながら学んだことで、合格することができました。
- まずはテキストを買って、大枠をとらえる!
- 問題をどんどん解く!
- 毎日継続!
- 仕上げに過去問!
まずはテキストを買って、大枠を捉える
まずは大枠を捉えることです。細かいところまで覚える必要はないので、テキストを一回さらっと読みましょう。わからなくてもなんとなくでこの段階では問題ありません。細かいところを気にし始めると時間がいくらあっても足りないので、どんどん進めることが大事です。
読む時間が取れないという場合は、動画などを活用することもいいと思います。
最初はなるべく簡単な方がいいです。私が使ってみて簡単でわかりやすく感じたものは、「みんなが欲しかった! 宅建の教科書」です。わかりやすい表現が多く使われていて、素人にはもってこいでした。

問題をどんどん解く
インプットの次はアウトプットがものすごく大事です。結局のところ試験に合格するためには問題が解けるようにならないと意味がありません。なのでアウトプットに時間をかけます。
インプット2に対してアウトプット8くらいのイメージです。
問題演習は繰り返しやります。繰り返していると、問題を暗記してしまうこともよくありますが、解けるだけでは意味がありません。答えを出す時はその理由までしっかりと答えられるようにします。
一問一答方式の問題を解いていくのがいいと思います。1問ずつしっかり正誤がわかるようになってきます。
毎日継続!
そして最も重要なことは、毎日少しでもいいので勉強することです。
わずかな時間でもやっておけば知識が定着していきます。特に試験の2か月前くらいからはどんなに忙しくても何らか目を通しておいた方がいいです。10分でもいいと思います。とはいえ飽きてくる場面もあろうかと思います。そんな時はYouTube等の動画共有サイトもオススメです。息抜きにYouTube見つつ勉強し、その後に問題を解くなどしていけば繰り返し学習続けられます。学生時代のような机に向かわなければ勉強できない時代ではないので、自分に合ったスタイルを探していけばいいかと思います。
自分は飽きやすいので、webもアプリもテキストも併用することによって飽きない工夫をしました。
去年よく見ていたYoutuberの方が今年から新たにテキスト発売されるようなので注目しています。
仕上げに過去問!
問題がある程度解けるようになってきたら、過去問で4肢択一形式の試験を実際のテスト時間2時間で解いてみます。時間配分がわかるように本番と同じ時間でやることが大事です。
最初は時間が足りないかもしれませんが、何回かやるうちに慣れてきます。どの問題から解いていくといいかなども確認しながら進めます。
まとめ
テキスト1週→ひたすら問題→過去問 を繰り返し、かつ毎日ちょっとでもこつこつできれば合格できます!